文部科学省は27日、日本の大学で学ぶウクライナ人留学生100人を対象に、月12万円の奨学金を1年間支給する特例支援策を始めると発表した。5月末から大学などからの推薦を受け付ける。
日本語や日本文化を学ぶ国費留学生の制度について、ウクライナ人の大学生や大卒者を対象に一部の要件を緩和する。従来の制度では申請時に既に留学している学生は対象外だが、ウクライナ情勢を踏まえて支援対象に入れることにした。日本語が一定程度できることが必要だが、大学に補習のサポートを求め、柔軟に対応する。大学の入学金や授業料も国が負担する。文科省によると、18日現在、ウクライナからは27大学に113人が留学している。(三浦淳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル